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なにより大事なこと
思い出に残った結婚式というと、10年前になりますが高校時代に仲の良かった友人が同じ高校に通っていた同級生と結婚することになったんですね。友人はもちろん、その相手のことも当然私達は良く知っていたわけです。何度もみんなで一緒に遊びましたしね。だから、当然のように「二人をどんな風に祝福するか?」について、他の友人達と感動的な祝福案からちょっと悪ノリした祝福案までみんなでにぎやかに提案しあったものです。そして最終的に決まったのが「千羽鶴を折って贈ってあげよう」という案でした。ご存知のように千羽鶴は「病の回復を祈って折って贈るもの」と言われていますが、実際には元は「平安時代の貴族が贈り物を包む紙の折り目を見栄え良くするために折った」のが由来と言われる、プレゼントに最適な縁起のよいものなんです。「鶴は千年亀は万年」とも言いますしね。
その案を決めてから毎晩仕事帰りにみんなで発案者の家に集まって千羽鶴を折ったものです。折る前に折り紙にひとつひとつ「おめでとう」の文字を書き添えて。そして結婚式当日、友人代表として友人夫妻にその千羽鶴を贈ったのです。その時の友人の顔が忘れられません。彼は今で言う「少し不良っぽいちょいワルな感じ」で、泣いた所など一度も見せたことがない硬派な人だったんですが、顔を涙でくしゃくしゃにして、何度も何度も涙声で私と友人達に「ありがとう。ありがとう。」と頭を下げる姿は今思い出しても目頭が熱くなります。結婚式の贈り物と言うと「高価なものの方がいいのでは?」と思われがちですが、値段は関係ないと思います。「友人を思いやり、心から祝福する心」それがなにより大事なんだと私は思います。
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